滝道から勝尾寺へ

ぼちぼち日記

皆さんこんにちは。今日も風が強い!色々飛ばされてないか心配です。
先日は日頃の運動不足を一挙に解消してやろうと(無理ですよ)、箕面の滝道~勝尾寺~箕面の滝道というコースを歩いてきました。前日に最適なモデルコースをネット上で探したのですが、イメージ通りのコースは見つかりませんでした。できれば滝道を起点として勝尾寺、勝尾寺から違う道を通って滝道に戻る、というルートを見つけたかったのですが、そうすると途中で足が爆発するほど歩くルートを選択しなければならなくなるので断念。とりあえず箕面駅の観光案内所でハイキングマップをもらおう、と考えつつ、梅干しおにぎりを握ります。
翌朝、自転車で箕面駅へ。頼みの観光案内所にはクローズの看板。。。なんとなくやっぱね!!でも大丈夫です。こんなときは交番です。どなたかのブログに書かれていた通りの、気さくなお巡りさんから「けがをしないようにね」という温かいお言葉とともにハイキングマップをいただきます。
駅のコンビニで追加の水といざというときのためのじゃがりこを購入して、滝道へ向かいます。滝道の途中(入口?)までは自転車でいけます。途中ですれ違ったおじさんが、なぜか満面の笑みで挨拶をしてくれました。全然思い出せんけどひょっとして知り合いか?そんな不安を抱きつつ、駐輪場に愛車を停め、いざ勝尾寺へ。
まずは望海丘展望台を目指します。滝道から逸れて、石造りの階段をえっちらおっちら登っていくのですが。。。正直ここが一番きつかったです。背中が見えていたおじいさんに全く追いつけませんでした。「敵はおじいさんじゃねぇ、自分自身だ!」とかなんとか、かっこよさげな負け惜しみを呟きながら登ります。しんどすぎてにやにやしながらも、なんとか望海丘展望台に到着。

スタート地点。
地獄が過ぎる。
どこが見えてるんや。。。


水分を補給しながら一息つき、次はこもれび展望所を目指します。
府道を少し歩いたら、山道に入ります。高低差が少なく、比較的楽な道程で、鳥の声や葉擦れの音を聞きながらのんびり歩きます。分岐点にはわかりやすい看板が立てられているので、迷うことはありません。たまに、看板があってもどれが道なのかわからん、という場面に遭遇することがあるのですが、今回は一度もありませんでした。丁寧に整備してくださっているおかげですね。疲労感も少なく、こもれび展望所に到着です。目下にダムが見えました。次の目的地は箕面ビジターセンターです。

ひょろひょろのわらび。
ダム、見えますか?
ヤマツツジ。花が小振りでキュート。


山道を延々とくだらなければならないなと覚悟していたのですが、割とすぐに舗装道路に出ました。道端の植物を眺めながら山を下りていきます。途中でカメラを持ったおじさんに会いました。野鳥を撮影しにきたとのこと。鳥の声はあちこちから聞こえるのですが、姿を捉えるのは難しいそうです。いいなぁ一眼レフ、とか思いながら更に下ります。
下り終えたら府道を挟んで向かい側に、箕面ビジターセンターがありました。駐車場が思っていたよりも広く、車が何台も停まっていました。ここから自然研究道がいくつか延びているので、散歩をする方が多いのでしょう。こちらの公衆トイレをお借りしました。泡で流すタイプのトイレで、便器の底から深さ30センチメートルくらいの穴が下に伸びています。ここに落としたら全て終わりやで。。。そんな恐怖心を抱かせる穴。。。恐ろしいですね。もしもスマホとか鍵とか落としたら、拾えるけれども心に深い傷を負いそうです。そういえば子供の頃、父親がコーヒーの懸賞で当てた懐中時計を汲み取り式便所に落として無くしたよな、というどうでもいい思い出を蘇らせつつ、次の目的地はついに勝尾寺です。
府道をてくてく歩きます。左の股関節周囲が痛んできたので、ストレッチをしつつ2キロメートルの道のりを進みます。歩道が狭く、カーブが多いので歩行時は注意が必要です。歩行者やサイクリストが多いので、車を運転する時も注意が必要ですね。そういいだしたら常に必要ですね、注意。
勝尾寺は道なりにあるので、もちろん迷うことなく到着です。丁度バス停にバスが停まり、外国人観光客と思われる方たちが団体で勝尾寺の入り口へ向かっていました。観光地でもあるんですね。平日でしたがなかなかの賑わい。御祈願やご供養で来られている方も多く見られました。ご供養かな、と思われるフォーマルスーツのご家族が前を歩いていらっしゃいました。小さなお子さんが、ジュースが欲しい、と泣きながら駄々を捏ねはじめました。車にあるから買わないでいい、というお母さん。座り込んでしまったお子さんを、優しく抱きあげてくれたお父さん。そのお父さんに向かって「ママに抱っこしてほしい!!」。。。お父さんって報われへんよなぁw
さて、入口で入山券(500円)を購入。敷地は広く、どこも美しく整備されていて、桜のピンクと新緑の緑が映えた境内はまるで極楽浄土のようでした(行ったこともなければ行ける気もしませんが)。要所要所に設置されているスピーカーからは、迫力ある読経が流れています。さらに、沢山の達磨、達磨、達磨。成功祈願の勝ちダルマさんと、底におみくじが入った木彫りのダルマみくじさんです。ダルマみくじは持って帰るのはもちろんですが、境内に置いて帰ってもいいとのこと。置いて帰ったものは年に一度、すべてお焚き上げしていただけるそうです。そういえば、置いてあるダルマさんは風化が少なく、どれもきれいな状態でした。私もひとつ購入。ダルマさんはお持ち帰りです。写真を撮っていて気づいたのですが、顔がひとつひとつ違うのですね。引く時に気づきたかった。。。帰りにお土産屋さんで院用にお線香を買い、帰路に就きます。

ひとつの集落みたい。
みんなの願いを背負っているのかー。
盗人みたいなやついない?


左の股関節は痛むけれど、できれば行きとは違う道を通りたい。。。ということで、勝尾寺のすぐ前にある自然研究路5号線を歩きます。初めの階段が少し急ですが、道自体は高低差が少なく、距離も短いのであっという間でした。
5号線が終わってからは、府道と舗装路を歩きます。途中でおにぎりを食べ、ご機嫌さんになってから、こもれびの森の東を通る道を歩き、聖天展望台を経由して、滝道に到着。
行きは景色を楽しむ余裕があったのですが、帰りはほとんど修行でした。トータル5時間の行程で、体力も筋力も筋肉の柔軟性もすべてを失っていることが体感できました。家でお留守番の雨さんに、山で拾った松ぼっくりをプレゼントすると、追いかけまわして遊んでくれました。ちなみに雨さんは、私が長時間の外出から戻ると、だいたいベッドの上で寝ぼけています。お出迎えは夢のまた夢。。。
次の日は案の定の筋肉痛。空いている時間のほとんどをストレッチに費やした一日でした。このストレッチも、毎日続けないと意味ないんだよなぁ。明日も(やれたら)やろうかなぁ。。。
そんなわけで、読んでくださってありがとうございます。今回はこのへんで。