鍼灸治療はお得!?

東洋医学

こんにちは。だんだん、どんどん過ごしやすい気温に近づいてきました。「暑さ寒さも彼岸まで」という昔からの言葉が、いつまでも通用する地球であってほしいものです。近年、ちょっと暑さが厳しすぎますけども。

今日は、「鍼灸治療がお得な理由」について、お話していきます。今朝こむら返りを起こした右足がまだ痛いけれど(内出血しているけれど)、元気を出して、レッツ・ゴー!

ということで。
鍼灸院なら、経絡を使って治療しているところがほとんどだと思います。当院もそうです。経絡と、穴(ツボ)ですね。

痛みや熱などの炎症が起こるのは、経絡に外邪が入るからです。外邪というのは、「風、熱、湿、燥、寒」の五邪。これに「火」をいれて六邪としている文献もあります。これらは自分をとりまく外の環境のことです。原付バイクに毎日乗っている人が、顔面神経麻痺にかかるのは、風邪が経絡に入ったから。熱中症で倒れてしまうのは、熱邪が入ったから。そういう感じに捉えます。

そしてなぜ外邪に入られてしまうのかというと、身体の状態が万全でなく、守りが甘くなっているから。「最近、ちょっと疲れがたまっているな。寝てもすっきりしないな」とか、「仕事でケアレスミスが増えているな」とか、「やたらタンスの角に小指ぶつけるな」とか。そういうときは少し調子が落ちているので、外邪に入られやすくなっています。

外邪が身体に入ったら、初期は結構、強い症状が現れます。それが少し治まったくらいに、鍼灸院を訪れる人が多いです。「動ける程度にマシになってきたけれど、どうもまだ調子が良くない」そんなときです。身体に外邪がまだ残っている状態です。

鍼灸院の治療は、「外邪を身体から追い出し、外邪に入られない強さを取り戻す」ことが目的です。言い換えると、「免疫力と自己治癒力を正常に戻すこと」。それを極めたいがために、鍼灸師は勉強会に参加したり、古典を読んだりしています。

外邪がどの経絡に留まっているのか?身体の強さを取り戻すためにどの経絡と穴を使えばいいのか?それを知るためのヒントのひとつが、患者さんの「痛む箇所と不調の様子」です。それを知りたくて、初診時は問診の時間をしっかりとっています。(ちなみに、不問診と言って、患者さんに訊かずとも治療方針を立てられる先生もいます。渡邊は残念ながら、この域に達していません。)

「こんな症状もあるけれど、今はこの肩こりを治して欲しいから、次にしよう」と遠慮なさらず、なんでもお話ください。それが正しい経絡と穴を選択すること、つまりは良い治療に繋がります。経絡の流れ、経絡が身体のどこを担当しているのかを考えながら穴を探しているので、膝が痛いからと言って膝に直接鍼を打たないこともあります。ですが膝の痛みを無視しているわけではないので、心配しないでくださいね。

ひとつの症状に対して治療を施すのではなく、身体の元気そのものを賦活するーさらに単純にいうと、「身体を元気にする治療」、それが鍼灸治療の目指す頂です。

症状を治すのではなく、身体そのものを治す。これってかなり、お得な治療法だと思いませんか?(思わなかったらゴメンナサイヨ。)