日の丸展望台を目指す(2)

ぼちぼち日記

左股関節の痛みとともに、記憶もだいぶ薄れてしまっているのですが、前回の続きです。

予定していた道が通れなかったため、引き返す事態に陥ってしまったことにうんざりしながらの帰路。舗装道路と山道、どちらを歩けばより楽かを調べるためハイキングマップを広げてみると、五月平高原コースなるものを発見!もちろん初めから載っていたけれど、ちゃんと見ていなかった…どうやらこのコースが最も箕面に近い場所に出るようです。やった!同じ道を歩かなくてもいいばかりか、家に近い登山口に出られるなんて嬉しすぎる。現金なもので、体も気持ちも軽くなります。あー、単純にできてて良かったなぁ!

ベンチでむしゃむしゃ
また会ったな
左奥に!

コースのスタートとなる休憩所まで戻ります。ベンチに腰掛けて帰宅前の腹ごしらえ。梅干しおにぎりをむしゃむしゃやります。雨の気配はまだありません。水分と温かいコーヒーも補給して、いざ五月平高原コースへ。
木彫りの犬とタヌキを通り過ぎ、分岐点に到着です…ん?杉ヶ谷コース??道しるべには自然とのふれあいコース、杉ヶ谷コースと示されています。え?杉ヶ谷コースは五月平高原コースよりもひとつ西のルートです。あれ、どこかに分岐点あったかな?このまま杉ヶ谷コースを下ってもいいのですが、なんとなく悔しいので、見落としたであろう分岐点を探すべく来た道を戻ります。注意深く進むのですが、どう見ても一本道です。タヌキの前を通り過ぎ、犬の前に到着…いやスタート地点まで戻ってますやん。もう一度ルートマップを広げ、グーグルマップも開いて、さらに辺りを見渡します。すると広場の左奥に、なにやら道が。

五月平展望台
五月平展望台から
わちゃわちゃしたぜ

グーグルマップを見ながら進むと、はい、五月平展望台に到着です!いや、目指してはなかったけれど確かに中継地点です。マップで見ると五月山ドライブウェイからしばらく山を歩かなければ着かないように感じますが、意外とすぐそばです。これが地図をまともに読めない人間の感覚なんですね…
ここからの眺望が一番好きでした。日の丸展望台よりもより開けて見えます。足場ももちろんしっかりしているので、高所恐怖症でも安心して景色を楽しめます。

道しるべ
誘われる
井戸みたいな

自分の進むべき道をやっと理解できたら、あとはきちんと整備された階段をくだっていくだけです。途中でがんがら火祭りの大文字展望所へと誘う看板がありました。せっかくなので、いざ「あっち」へ。看板の文言通り、見事な眺望です。このブルーシートに包まれたドラクエの井戸みたいなやつに、火をいれるのでしょうか。8月24日のがんがら火祭りまで、もうしばらく休息ですね。

めっちゃ綺麗に
やっと下山

さてコースに戻ります。五月山公園ハイキングルートは、写真のようにどこも綺麗に整備されているので、安心安全です。山歩きというより公園を散歩しているような感覚です。ちびちゃんや愛犬と一緒でも気軽に登れますね。

15分程度で五月平高原コースの入り口に到着です。やれやれ。

家を目指し、国道9号線を東に向かって歩きます。いつの間にかできていた足裏の水ぶくれが痛みます。潰れませんように、と祈りながら、左の股関節と水ぶくれを守りつつひょこひょこ歩きます。

くるしゅうない

満身創痍ながら、トータル4時間30分で無事家に到着しました。自宅警備を任せた猫は座布団で爆睡中でしたが、留守中の家に異常はなかったため、報酬としてチュールを献上します。

今回は事前リサーチが甘かったため、予定外の運動を強いられるハメになってしまいました。準備は大切ですね。特に山を歩く時はマップが必須です。道を調べようにも、途中電波が届かない場所もあります。自分が一体どこにいるのかがわからないと、進めばいいのか戻ればいいのかすら判断がつかず不安になってしまいます。きちんと整備されたハイキングルートであれば迷子の心配はあまりありませんが、低山とはいえ山を舐めるとえらいことになりかねないので注意が必要ですね。

さてさて、疲労感と足やらなにやらの痛みはありますが、たっぷりと歩いた、という感覚は気分を良くしてくれました。ご褒美のアイスクリームにも満足。結果的にいい運動になったとはいえ、予定外の負担はメンタル的にも堪えるので、次回の散歩コースはしっかりリサーチをして臨みたいと思います。