紙の本と電子書籍の罠(言掛り含む)

ぼちぼち日記

まるで出歩く気にならない猛暑日、ミステリ小説を読もうと思い、ネットで電子書籍を購入しました。先日読み終わって面白かった作品の続編です。

わくわくしながら数ページ読み終わる頃には、予感が確信に。…あ、これ読んだことあるわ。たぶん紙の本持ってるわ…電子書籍を常に同じストアで購入するなら、すでに持っている本をダブって買うことはありません。すでにあなた持ってますよ、と教えてくれます。Amazonで紙の書籍を検索する時もそうです。あなたはいついつ、この本買いましたよ、と購入ボタンを押す前に教えてくれます。実店舗で買ったりAmazonで買ったり楽天で買ったりしていると、こういう悲しい事故が起こるのです。

でもいつか、こんな小さなミスすら起こさせない、個人情報を完璧に網羅し「管理」されたネットワーク社会が訪れるような予感がします。無駄のない社会かもしれませんが、その代わり遊びもない、息苦しい社会になりそうです。

そんなことはさておき、そもそもこんなミスをしでかすのは、自分の記憶力が低下しているからなんですよね…でも書店でちゃんと見ればきっと気づいたはず…そもそも出歩きたくないという怠惰がこのミスを生んだのだ…そんな自己嫌悪に満ちた堂々巡りをしつつも、せっかくなので最後まで読むつもりです。

犯人も動機も、わかっているけどね。

シリーズ2作目。