10.嬉しいお言葉

ぼちぼち日記
何かを考えているようで、もちろん何も考えてはいないのだ。

(※写真と本文には何の関連もありません。)

ちりん鍼灸院では施術後に生姜紅茶をお出ししているのですが(冬季)、それを召し上がりながら患者さんがひとこと。

「この中に、何か薬が入っているのですか?」
え?どういうことですか?

「いや、前回施術をしてもらったあと、からだがとても楽になったので。鍼もソフトな刺激だし、このお茶の中になにか薬が入っていて、それが効いたのかと思って」

なるほど。

粉末の生姜が入ったレモンティなので、まぁ生薬と言えば生薬なのでしょうが、生姜の粉末をちょこっと飲んだだけで楽にはなりません。(もし楽になるなら、今から私は生姜を育てます)

お茶に薬が?と訊かれたのは初めてでしたが、鍼の先に何か薬が塗ってあるのですか、と訊かれたことはこれまでにも何度かありました。

もちろん鍼にももぐさにも薬は入っていません(もぐさは元がヨモギですが)。薬ではないというところが、鍼灸の良さ、メリットでもあります。

1回で治癒というわけではないのですが、「良く効く薬が入っていたのかな?」という考えが頭をよぎるほど効果を感じてもらえたことは、私にとってとても嬉しいことでした。(それから数日、ご飯とお酒が美味しすぎました)

強い刺激でなくとも効果はあります。(強い刺激じゃないとダメ、という考え方はもちろん否定しません。)

痛いの怖い、熱いの嫌い、という方、お待ちしております。