ぽかぽか陽気と春の風

東洋医学

暖かくなりました。春です。暦の上では立春(2月4日頃)から立夏(5月6日頃)の前日を春と呼びますが、2月は春を感じるには寒すぎるし、5月は夏と呼ぶほどには暑くない。気候でいうと3~6月が春という感じがします。
さて、春というのは胸から上の症状が出やすい季節です。のぼせやほてり、アレルギー性鼻炎。悩まされていませんか?(ちなみに私は今、花粉症がひどいです。去年までマシになっていたのに!猫アレルギーという可能性もあるのですが。。。)
なぜこのような症状がでやすいかというと、暖かい空気のために気血が体表に向かい、また春の強い風のために上へと押し上げられてしまうせいです。気血が上に吹き溜まってしまって、下に降りてこられないイメージですね。そうすると頭や顔、胸に熱がたまるので、炎症症状がでたりふらふらしたりしやすくなります。
そんな症状がでているとき、足に触ってみてください。
冷えていませんか?気血が上に溜まってしまっているから、下半身は逆に冷えてしまいます。上半身と下半身の循環が悪くなっている状態です。
こんなときのセルフケアは、お臍から下を冷やさないこと。昼は暖かいですが、朝夕はまだ肌寒いこの季節。昼間と同じような格好を朝や夕方以降もしていませんか。なるべく肌を直接風にあてないように、温かく保つことが大切です。
また、軽い体操やウォーキングもおススメです。終わった後にじんわり体が汗ばむ程度で十分です。汗をしっかりかくにはまだ季節が早いので、無理をしないようにしましょう。そうすることで気血を循環させることができます。
また、春に限ったことではありませんが、旬のものを食べることも大切です。旬のものを食べると、季節に体が順応しやすくなります。
旬の美味しいものをしっかり食べて、ほどよく運動!そして春を元気に過ごしましょう。