生気通天論篇 第三(其の2)
お久しぶりの古典のお勉強。予想通り、なかなか進んでいきません💦難しい本を読むと、途端に眠くなるのはなぜなんでしょうね。人生の七不思議ですね。
さて、前回の続きです。相変わらずの意訳です。その意訳も合ってるかどうかわかりませんが、そもそも漢文は詩的な要素が高いものなので、解釈はひとそれぞれということでご理解ください。では行きましょう!元気を出して行きましょう!!
「人間は自然界と繋がっているから、天災や異常気象がなく、気候が安定しているときは、人間の心と身体も安定しているのが普通です。安定している人間は、免疫力が正常に働いているので、病原菌やウイルスに負けることはありません。聖人はこのことを良く理解しているので、常に自然に即した生活を続けています。だから超自然的な存在(人間を超越した存在。仙人)になれるのです。自然に逆らった生活を続けていると、人間の身体にある9つの穴が正常に働かなくなります。9つの穴とは、鼻、目、耳、口、尿道、肛門、生殖器です。これらが働かなくなるということは、酸素や栄養素や光など人体に必要なものを体内に取り入れることができず、二酸化炭素や排泄物など不要なものを体外に出すことができなくなるということです。初めはちょっとした不調かもしれません。ですが、放っておけば病気になるでしょう。また、筋肉や靭帯などの運動器にも気血(酸素、栄養素、神経の電気信号)が正常に巡らず、痛みや障害となって現れます。さらに免疫力が低下し、病原菌やウイルスに侵されやすい身体になってしまうのです。季節ごとの気候変化に身体が順応できないと、このようなことになります。これらは自然に逆らった生活を続けた自分自身が招くことなのです。」
いかがでしょうか?なにか、思い当たることはありましたか?ちなみに気候に順応できる身体は、ひとつ前の季節に作る必要があります。つまり、すぐそこに迫っている暑い夏を乗り切る身体は、今作り始めないといけないのです。健康は一日にしてならず、ですね。
余談ですが、うちの助手猫、雨さんは、朝私を起こしにきます。お腹が空いたのでただちにご飯を用意せよ、という命令です。それが、冬の間は7時頃だったのですが、今は5時半頃になりました(迷惑~)。私の部屋が明るくなってくる時間です。雨さんは、ちゃんと季節に沿った生活を送ろうとしているのかもしれません。私が意地でも起きないので無理なのですが。(だって眠いからね!!)
それでは今回はここまでです。お疲れさまでした。