今年2回目、人生2回目の桑茶作りをしました。庭に植えているドワーフマルベリー(桑の木の一種。桑の種類は1000種ほどあるらしい。)の葉を使用です。ぐんぐん枝を伸ばすので、手に負えなくなる前に伐採しては、燃えるゴミの日に出していました。こんなに生命力に溢れた植物の枝葉を、ただ捨ててしまうのはもったいない、なんだか申し訳ないと、いつも心苦しく思っていました。そこでなにかに利用できないか、とネット検索してみたところ、ヒットしたのが桑茶です。
ブログやホームページによって多少の違いはあるものの、作り方はそれほど難しくありません。必要、というかあったら便利なのは、梅干しざるくらい。形から入るタイプなので、早速ネットで購入しました。これがあればイモが干せるな…と実行するかどうかはさておき、夢だけが広がります。
天気が良く、風も穏やかで、かつやる気がある日を選んで桑茶作りスタート。桑の葉を摘み、流水でよく洗います。たっぷりのお湯で数十秒ゆでます(本格的に作るなら、ゆでるのではなく蒸すほうが、栄養が逃げないのでよさそうです。私は衛生面を重視してゆでました。)緑が鮮やかになったら火からおろし、湯を切ったらレンジで1分ほど水分を飛ばします(これも、レンジを使わず1から干すほうが良さそうです。カビを恐れてレンジを使用。)まだ濡れている葉を、一枚一枚広げて梅干しざるに並べていきます。あとは干すだけ。この日は2時間ほどでカラカラに乾きました。ジップロックにいれて、手で細かく砕きます。パリパリと、音と感触が楽しい。これで自家製桑茶の完成です。
小さじ1杯でお茶1杯分です。淹れたてのお茶を口に含むと、なんだか海の匂い…磯臭いというか。味はクセもなく、飲みやすいです。匂いや味は、プロが理論に基づいて丁寧に作ったものとは、多少なりとも違いがあるかもしれません。私は自分が作った桑茶しか飲んだことがないですが、もっと香りよく、美味しいものがあるのかもしれませんね。
桑茶の効能として、糖尿病の予防、高血圧抑制、血中脂質抑制、便通改善などが知られているそうです。亜鉛、カルシウムなどのミネラルに富み、食物繊維が多いとの報告もあるそうですよ。
今回作った桑茶は、前回同様、田舎の珍しい物好きで高血圧症の父にプレゼントする予定です。
今年の桑茶は、時期的にこれが最後です。桑の木は樹勢が強く、どんどん葉をはやしてくれますが、葉の栄養が最も多い時期は7月頃なのだとか。
若葉は天ぷらにしても美味しいらしいので、来年の夏はチャレンジしてみようと思います(来年まで覚えているかなぁ。)